siRNA 

siRNA(カラム精製品)

低価格、ベーシックなカラム精製の siRNAセット(sense鎖+antisense鎖)です。
設計サービスと合わせてご利用いただく方も多いです。

セット内容
sense 鎖、antisense 鎖(19 mer RNA + 2 mer DNA)各1本 

(5xアニーリングバッファー、RNAase-free water を同梱)

※ご指示がなければアニーリングせずにお送りしております。
 アニーリング済みの納品をご希望の場合はその旨を明記ください。
 アニーリングについて 
価格
17,600円(税込) 
(sense鎖、antisense鎖 各8,800円(税込))
※鎖長が長くなると追加料金(440円/mer)が加算されます。
※修飾品は別途修飾料金が加算されます。
※3セット以上同時にご注文の場合は10%OFFとなります。
(修飾品やALLRNA配列は割引対象外)
収量
sense鎖、antisense鎖 各 3 ODU~  (保証収量:各3 ODU)
納期
標準納期:5日間
ご依頼本数が多い場合や、アニーリングが必要な場合は、追加で日数をいただきます。 
また、受注状況や合成状況により前後します。
その他
・合成報告書添付
・ESI-MSによる品質分析チャート添付

siRNA(HPLC精製品)

より高純度のsiRNAをご希望の場合 HPLC精製品をおすすめいたします

セット内容
sense鎖、antisense鎖(19merRNA+2merDNA)各1本 

(5xアニーリングバッファー、RNAase-free water を同梱)
 
※ご指示がなければアニーリングせずにお送りしております。
    アニーリング済みの納品をご希望の場合はその旨を明記ください。
    アニーリングについて
価格
22,000円(税込) 
(sense鎖、antisense鎖 各11,000円(税込)) 
※鎖長が長くなると追加料金(440円/mer)が加算されます。
※修飾品は別途修飾料金が加算されます。
3セット以上同時にご注文の場合は10%OFFとなります。
(修飾品やALLRNA配列は割引対象外)
収量
sense鎖、asntisense鎖 各1 ODU~(保証収量:各1 ODU)
納期
約7営業日 
ご依頼本数が多い場合や、アニーリングが必要な場合は、追加で日数をいただきます。 
また受注状況や合成状況により前後します。
その他
・合成報告書添付
・HPLC分析チャート添付
・ESI-MSによる品質分析チャート添付

アニーリングについて

弊社では 基本アニーリングせずに乾燥状態でお送りしております

合成できたものを調整せずにすべてお送りしますので、それぞれの収量は多くお送りできます。

ご自身で濃度調整をして、アニーリングしていただく手間はございますが、
ご自身でアニーリングすることに抵抗がない方、少しでも収量が欲しい方にはおすすめです。

参考:アニーリング方法

追加料金なしでアニーリング済み(溶解品)で納品することも可能です。
アニーリング済みでの納品をご希望の場合は、ご注文の際、ご指示ください
20uM溶解品にてお届けになります。(異なる濃度など何かご指定があればお知らせください。)

アニーリング済みのメリットは、ご自身でアニーリングする手間が省けます。
収量は カラム精製の場合、通常15nmol~25nmol程度となります。収量よりも手軽さを重視される方にはおすすめです。
 

siRNA:カラム精製品とHPLC精製品の違い

カラム精製品は、HPLC精製品に比べ、安価で納期が早いという利点があります。 
siRNAの場合、鎖長がそれほど長くない為、カラム精製品でもある程度の純度は確保されますが、欠損体などの不純物を除くことができない場合があります。 
siRNAの発現抑制の効果を厳密に比較又は定量したいという場合には、HPLC精製品をお勧めします。

見積書・納品書・請求書のsiRNAの明細表記について

弊社の見積書・納品書・請求書は、sense鎖、antisense鎖それぞれ1本として表記しております。
Ex:   siRNA    2本16,000円(税抜)
合計17,600円(税込)
 
アニーリング済のご注文の場合、実際は、アニーリングされて1本での納品になる場合も上記のような表記となっていますので、ご了承ください。

siRNA 多本数同時ご注文割引

3セット以上同時注文で10%引となります。

OffTargetに対しても発現抑制効果が生じる問題を回避する方法として、複数のsiRNAを同時に使用し、目的遺伝子に対する相対的な効果を高めることが有効です。ご活用ください。

※修飾品やALLRNA配列は割引対象外となります。

収量増加

siRNAをそれぞれ1ODUずつ使うことによって、3.5cmディッシュの培養細胞に約25回トランスフェクションすることが可能です。 
必要収量が多い場合は、ご希望の収量をお知らせください。 

セット保証収量と価格

※塩基数が異なる場合や、特殊修飾がある場合は、価格が異なります。

カラム精製品
19mer RNA+2merDNA(21mer、修飾なし)S鎖AS鎖2本セットの場合
セット保証収量
価格(税込)
価格比 
(対 標準スケール品)
標準スケール品 
6 O.D. 
(S鎖 AS鎖各3 O.D.)
 17,600 円
1.0
40 O.D. 
(S鎖 AS鎖各20 O.D.)
35,200 円
2.0
60 O.D. 
(S鎖 AS鎖各30 O.D.)
52,800 円
3.0
HPLC精製品 
保証収量と価格:19merRNA+2merDNA(21mer、修飾なし)2本セットの場合
セット保証収量
価格(税込)
価格比 
(対 標準スケール品)
標準スケール品 
2 O.D. 
(S鎖 AS鎖各1 O.D.)
22,000 円
1.0
20 O.D. 
(S鎖 AS鎖各10 O.D.)
55,000 円
2.5
40 O.D. 
(S鎖 AS鎖各20 O.D.)
88,000 円
4.0

さらに大容量スケールの合成にも対応いたします。お気軽にお問合せください。

siRNAの修飾標識品 一例

Transfection 効率 の向上

Cholesterol 修飾
説明
価格 
(標識追加料金)
試薬情報
3'末端にCholesterolを挿入する方法がよく使われています。
3'-Cholesteryl-TEG 
お問合せください
Glen  20-2975
5'末端にも可能です。
5'-Cholesteryl-TEG
お問合せください
Glen  10-1976
α-Tocopherol修飾
説明
価格 
(標識追加料金)
試薬情報
VitaminEであるTocopherolを末端修飾する方法が有効です。
a-Tocopheryl-TEG
お問合せください
Glen  10-1977

Transfection効率の向上

蛍光修飾
説明
価格 
(標識追加料金)
試薬情報
sense鎖5'末端に蛍光標識する方法が一般的です。 
基本的にはDNA修飾に用いる各種試薬が使用可能です。 
当ウェブサイトに掲載のない蛍光修飾も多数ございます。
お問合せください
標識追加料金は基本的にDNAの修飾料金の1.2倍となります。 
見積詳細はお問合せください。参考:各種修飾

※その他、各種修飾が可能です

siRNA保存方法

長期間使用しないオリゴは小分けにして乾燥し、-80℃以下で保存してください

siRNA アニーリング方法

※実験にはRNasefreeの水およびバッファーを使用してください。 
※RNaseの混入を避けるため、チップ及びチューブは、RNaseFreeの新品チップ及びチューブを使用してください。

  1. RNAサンプルをそれぞれRNasefreeの水で50μM(50pmol/μL)に希釈してください。 
    乾固したRNAは、DNAと違って水に溶けにくい性質があります。 
    ボルテックスミキサーや超音波洗浄機を使用して、十分に溶解してください。 
     
    ※RNase-freeの条件であれば、溶解は室温でも構いませんが、RNaseの混入の恐れがある場合は、チューブを氷上で冷却しながら溶解してください。(温めると、分解の恐れが高くなります) 
    ※カラム精製品には、カラムから脱落した浮遊物が混入してしまう場合があります。軽く遠心して、白い浮遊物を取り除いてご使用ください。 
    ※実験に使用する前日に一度凍結し、当日融解することによって溶けやすくなる場合があります

  2. RNAサンプル(各30μL)と、5×annealingbuffer*(15μL)を混合してください。(Total75μL) 
    ※残ったRNAは、長期間使用しない場合、小分けにして乾燥し、-80℃で保存してください。 
    (1~2週間以内に使用する場合は、溶液のまま-20℃で保存してください。)

  3. 2の混合溶液を90℃で1分間加熱し、スピンダウン後に37℃で60分間静置してください。 
    オリゴは2本鎖になり、最終濃度は20μM(20pmol/μL)になります。 
    溶液は-20℃で保存してください。 
    また、アニーリング後の凍結融解は5回以内にしてください。

接着性細胞のsiRNAトランスフェクション方法

  1. 細胞のプレーティング 
    トランスフェクションをする前日に、細胞を3.5cmプレートに播き、一晩培養(37℃、5%CO2)してください。 
    ※細胞量は、20-50%コンフルエントにしてください。

  2. siRNAdilutionの調製 
    アニーリングした20μMsiRNA(10μL)をOpti-MEMmedium(170μL)で希釈してください。

  3. TransfectionReagentの調製 
    OligofectAMINE(4μL、Invitrogen社)をOpti-MEMmedium(16μL)で希釈し、室温で5~10分間静置してください

  4. siRNAdilutionをTransfectionReagentに加え、軽く混合し、室温で15~20分間静置してください。 
    ※混合の際、ボルテックスは使用しないでください。

  5. 細胞をOpti-MEMで洗浄後、Opti-MEMを800μL加えてください。

  6. 4のTransfectionmixtureを細胞に加え(Total1mL)軽く混合してください。 
    (siRNA最終濃度は200nM。20nM程度でも同等の効果が得られる場合があります。)

  7. 37℃、5%CO2条件で、4時間培養後、血清を300μL加えてください。

  8. 2~4日目に細胞を回収し、目的遺伝子の発現をウエスタンブロットやRT-PCRで調べてください。 
    (一般には、24~72時間後に最も強く発現の抑制がかかります。)

※注意 
遺伝子発現抑制効果は、トランスフェクションの2日後から1週間程度継続します。 
さらに長期間RNAiを行う場合は、siRNAのトランスフェクションを繰り返すか、siRNA様遺伝子の発現ベクターを、培養細胞にstabletransfectionする方法があります。 
後者の実験の際、アダプターDNAのベクターへのクローニングには、5'リン酸化オリゴをお試しください。 (クローニング効率が上昇します。)

※細胞内でsiRNAを発現するベクターも市販されています。(2002年11月) 
pSilencer1.0-U6(U6プロモーターあり、薬剤耐性マーカーなし、Ambion社)。 
pSUPER(H1プロモーターあり、薬剤耐性マーカーなし、OligoEngine社)など。

浮遊性細胞K562株へのオリゴヌクレオチドのトランスフェクション条件

1. 細胞をまいて一晩培養してください。

2. 翌日遠心して回収し、無血清培地に置換してください

3. 96ウェルプレートの1ウェルあたり、1,200細胞、200nMオリゴ、0.6μLOligofectAMINEを使用してください。 
(96ウェルプレートの1ウェルあたり、接着性細胞のプロトコールの1/10量を使用してください。)

4. その他は、接着性細胞のプロトコールと同様に実験を行ってください。

ご注文方法

3セット以上同時にご注文で10%引き価格で提供させていただきます。※特殊修飾品は除く

① sense 鎖とantisense鎖の両方の配列を明記してください。

※5'→3'の順に記入し、3'側に”dTdT”等オーバーハングも記載してください。 
※sense 鎖と antisense 鎖は、オーバーハングを除いて 相補となる必要があります。配列間違いのないようご確認ください。

②精製方法

カラム精製、HPLC精製のいずれかをご指示ください。

③両鎖アニーリングしたものを希望の場合はその旨 明記ください。

アニーリングし 20μM濃度の液体状態でお送りいたします。 
ご指示がなければ、アニーリングせずに乾燥状態でお送りしております。 (アニーリングバッファーおよび水は添付有)

siRNA配列の設計サービスについて

siRNAをご注文いただく方に、siRNA配列の設計サービス(無料)を提供しております。 
設計をご希望の方はGenbankのaccessionnumber及び関連情報を、【order@jbios.co.jp】までお知らせください。 
弊社で独自に設計し、ご提案させていただいています。 

参考

注文・見積り・問合わせ